次世代ラグジュアリースポーツの注目株、チャペック「アンタークティック クロノ・ラトラパント」
チャペックは、アンタークティック・ファミリーの最新モデル「アンタークティック クロノ・ラトラパント」をリリースした。複雑で魅力的なメカニズムを、ダイアル側から見ることのできるおそらく世界初のモノプッシャー・スプリット・セコンド・クロノグラフである。
アンタークティック クロノ・ラトラパント
ダイアル側にモノプッシャー スプリット・セコンドのメカニズムを備えた最新モデル「アンタークティッククロノ・ラトラパント 」は、着用者がカム、レバー、ホイールが織りなすバレエを完全に視覚的にアクセスできる。
チャペック「アンタークティック・ラトラパント シルバー・グレイ」
自動巻き（Cal.SXH6）。49石。2万8800振動／時。SS（直径42.5mm、厚さ10.5mm）。パワーリザーブ約60時間。120m防水。世界限定77本。660万円（税別予価）。簡単に交換できる、カーフまたはラバーストラップが付属。ダイアル側に配置されたオープンワークのスプリット・セコンド・クロノグラフとしては世界初。
スプリット・セコンド・クロノグラフは、実際、非常に複雑なメカニズムであり、メカニカルな創造性の頂点である「グランド・コンプリケーション 」と言っても過言ではない。最も目立つ要素はクランプである。クランプは、スプリット・セコンドのプッシャーを押すと、クロノホイールのひとつを即座に固定する。一方、もう一つのクロノグラフ秒針は邪魔されずに計測を継続する必要がある。クランプが解放されると、固定されたスプリット秒針が作動中の秒針に「追いつく=フランス語で rattraper 」。 絶対的な精度を確保するには、それぞれのコンポーネントを最高の仕様で製造する必要がある。
クロノード社と共同で製作されたチャペック社製ムーブメントである、キャリバーSHX 6 は、美的観点からも芸術作品と言えるだろう。古典的なクロノグラフと同様に、スプリット・セコンド機構は2 番車から引き出されるエネルギーで駆動する。そして本作は、トランスミッションの美観を強調するために、垂直クラッチではなく水平クラッチを採用した。ムーブメントのハイライトは、特許取得済みのサテライト輪列と、そのすぐ下にある特許出願中のスプリット・セコンドのメカニズムを維持するセンターのトライポッド・ブリッジだ。上部クロノグラフ用と下部スプリット・セコンドメカニズム用の2 つのコラムホイールは、ムーブメントを2 つに分割している。アンタークティック・ラトラパントには、リンクが「 C 」の文字を形成するチャペック独自のステンレススティール製ブレスレットが付属。このモデルは77 本の限定生産で、ジュネーブのチャペック・ブティック、公式販売店、および czapek com のオンラインによるスースクリプション販売にて入手できる。
